- 休日にしっかりと休んだのにツライ
- 学校や仕事に行きたくない
- 休み明けは頭痛になりやすい
休み明けの朝にこのように感じたことはありませんか?
普段はそれほどでもないのに、特に休み明けの月曜日に体調不良であったり憂鬱な気持ちになる人が多いようです。
「せっかくの休みが終わってしまった」という残念な気持ちが原因のように思いがちですが、週末の過ごし方が原因かもしれません。
今回はやってはいけない週末の過ごし方と改善方法についてご紹介していきます。
コンテンツ
休み明けに体調不良や憂鬱になる週末の過ごし方とは?
あなたは週末の休みをどのように過ごしていますか?
仕事や学校での疲れをとるために、朝遅くまで眠っていたり、昼寝をしたりしてゴロゴロと過ごしていませんか?
もしそうだとしたら、週末にゆっくりと休んでいることが原因になっている可能性が高いです。
人には体内時計があり、朝目覚めてから太陽の光を浴びるか、明るい光を見てから15時間後にメラトニン(眠気を誘うホルモン)が分泌されるようになっています。
朝寝すぎたり、2時間近くの昼寝は体内時計に影響を与えて、睡眠ホルモンの分泌時間がズレてしまいます。
つまり、平日は6時に起きる人が、休日は10時ころまで寝ているとしたら、その分体内時計がズレます。
そのままの状態で休み明けを迎えるということは、夜中の2時に起きて会社や学校に行くようなものです。
こんな状態で月曜日を迎えると誰だって体調不良や憂鬱な気持ちになるのは当然です。
休み明けの辛さを軽減する週末の過ごし方
ここまでやってはいけない休日の過ごし方について紹介しましたが、休日くらいはゆっくりと疲れた体を休めたいという人もいるでしょう。
休み明けにつらくならない休日の過ごし方についてご紹介します。
休日の起床時間は平日プラス2時間まで
週末の夜も普段通りの時間に寝るのが理想ですが、つい夜更かしをしたくなる場合もあるかと思います。
ただ夜更かしをしても起床時間は平日と同じ時間か、それプラス2時間までにとどめましょう。
普段6時に起きる人であれば、どれだけ夜更かししても8時には起きるといった感じです。
普段の起床時刻より2時間程度のズレであれば体内時計にそれほど影響はありません。
起きたらすぐに太陽の光を浴びる
朝目覚めたらすぐにカーテンをあけて太陽の光を浴びてください。
前述したように、私たちのカラダは太陽の光を浴びて約15時間後にメラトニン(眠気を誘うホルモン)が分泌されるようにできています。
また、太陽の光にはメラトニンの分泌を抑えて、代わりに活動的になるセロトニンの分泌を促進する効果があります。
仮眠をとる
もし、平日の起床時刻プラス2時間で、日中に眠気がきたときは20分の仮眠をとってください。
仮眠と聞くと効果が薄いように感じるかもしれませんが、いくつもの研究で科学的に効果が実証されています。
20分の仮眠の効果や方法については、次の記事で詳しく解説しています。
【NASA実証】最適な仮眠は何分?脳機能を高める仮眠の仕方とは?
続きを見る
仮眠の注意点としては30分以上はとってはいけないのと、15時以降は避けてください。
30分以上の仮眠と15時以降の仮眠は夜の睡眠に影響を与える可能性があります。
仮眠は12時から15時の間で20分ほどとると効果的です。
まとめ
それでは最後に要点をおさらいしておきましょう!
今回のポイント)
<休み明けの体調不良の原因>
- 休日に休みすぎて体内時計に影響を与えてしまった
<休日の過ごし方>
- 夜更かししても起床時間は普段のプラス2時間まで
- 朝起きたらすぐに太陽の光を浴びる
- 眠たい場合は20分の仮眠をとる
- 30分を過ぎる仮眠と15時以降の仮眠は避ける
<効果的な仮眠の方法>
日本人は世界でも断トツで睡眠時間が少なく、成人の4割は睡眠不足だと言われています。
そのため、休日にゆっくりと休んで過ごす人が多いのですが、これが原因で体調不良になっているケースが多いようです。
今回ご紹介した内容は簡単に始められる方法なので、是非あなたの生活に取り入れてみてください♪
タケラボでは心理学や脳科学を使った生活に役立つ情報を中心に発信しています。
よければ他の記事もご覧ください♪
寝だめの効果が明らかに!疲労や集中力が回復できないって本当?
続きを見る