日常的にストレスや不安を抱えてしまうと、無気力になって何もやる気が出なくなりますよね。
我慢し続けることで健康を害し、うつ病になる可能性もあります。
実は私も前職では来る日も来る日も上司に理不尽なことで引き止められ、散々人格否定をされてきました。
今回はそんなときに知った「気持ちを安定させる意外な方法」についてご紹介します。
科学的に証明されているストレス対処法なので是非参考にしてください♪
ストレスでやる気がでないときに気持ちを安定させる方法とは?
”情けは人の為ならず”
「人に親切をしておけば、巡り巡って自分に良いことが返ってくる」という意味を表したことわざです。
結論から言いますと、ストレスや不安、イライラを抑えて気持ちを安定させる方法は「人に親切にすること」です。
「ストレスで何もやる気がないときに人に親切になんてできるか!」と思われるかもしれませんが、これは米国イェール大学の研究でわかったことです。
研究内容
対象者:18歳から44歳までの男女77人(精神疾患など心に問題がある方は入っていない。)
対象者には14日間にわたり毎日スマートフォンで、自宅や学校、職場、買い物など日常の行動やそのときの感情を細かく報告させました。
また、その日に「困っている人がいたら声をかけてあげる」、「ドアを開けてあげる」、「宿題を手伝ってあげる」など誰かの援助になる行動をとったか確認しました。
そして心理学の研究でよく使われる「PANAS」お呼ばれる表を使いストレス度を調べました。
研究結果
研究結果でわかったのが、その日に何らかの人助けをした人は幸福感が高まり、何もしなかった人は幸福感が下がった。
そして、頻繁に人助けをした人は幸福感が高まるだけではなく気持ちが安定してほとんどストレスを感じていなかったといいます。
この研究によりイェール大学では「私達は日常、多くのストレスを受けているが、人に対する援助行為が、自分のストレスを軽減してくれる」と発表しました。
けど、どうして親切にするとストレスが減って気持ちが安定するの?
と疑問に思いますよね。
人は親切な行動をすることで脳内幸せホルモンの「オキシトシン」という物質が分泌されるからです。
ストレスで何もやる気がでないときに親切にするのは難しいかもしれませんが、研究内容にもあったように小さな親切で大丈夫です。
- エレベーターのボタンを押してあげる。
- 扉を開けてあげる。
- 電車の席を譲ってあげる。
ほんの些細なことで良いのでできることから始めてみてください♪
最後に
「ストレスを感じているから人に親切にできない」ではなく、「ストレスを抱えているからこそ人に親切にする」ことが大切です。
キレイごとではなく、親切にすることは脳科学の面から見ても自分自身のためになります。
まさに「情けは人の為ならず」です。
今回のストレス対策は日常的に不安やイライラしやすい方の対処法です。
目の前でイライラする出来事が起きている場合には別の対処法が必要です。
例えば、「子供が泣きわめいてイライラしているとき」や「上司に理不尽なことで説教をうけているとき」のストレスなどです。
こうしたストレス対策については別記事でご紹介していますので、良ければご覧ください。
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