集中力を高める色

集中力

集中力を高める色と下げる色!色の使い方で勉強や仕事の効率アップ!

集中力を高める方法や要因はいろいろありますが、「色」もそのうちのひとつです。

今回は集中力や記憶力を高める色と下げる色、また色の活用法についてもご紹介します。

集中力や記憶力などの認知機能を下げる色は、多くの人が勉強中によく使っている色なので要チェックです!

 


集中力を高める色と活用法

それでは仕事や勉強が捗る色と活用法についてみていきましょう!

 

青色は集中力と暗記力がアップ!

青色は集中力と暗記力がアップ
暗記物をしたり、長時間集中して勉強や仕事にとりかかりたいときは「青色」が効果的です。

それでは順番に青色の効果をみていきましょう!

 

青色が集中力に与える影響

2014年に長岡技術科学大学の野村氏は、色彩が感情に与える影響についての実験を行いました。

実験内容は、被験者に青・赤・透明の3種類のレンズをつけてもらい計算課題を解かせるというものです。

実験の結果、青色のレンズをかけると集中力がもっとも高まり、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が低くなったそうです。

 

つまり、青色には集中力を高めてストレスを抑えてくれる効果が期待できます。

理由としては、青色を見るとセロトニンという物質が分泌されて気持ちを落ち着かせてくれます。

そのため、目の前の勉強や仕事に集中して取り組むことができます。

 

また、青色には時間の経過を感じにくくする効果があるともいわれています。

あなたも好きなことをしているとあっという間に時間が過ぎてしまったという経験はありませんか?

時間があっという間に経ってしまったと感じるのは、目の前のことに集中している証拠でもあります。

青色を勉強や仕事にうまく取り入れることで、集中した状態を長続きさせることが期待できます。

 

青色が暗記力に与える影響

よく暗記力を高める勉強法で、青色のボールペンを使うと良いと言われます。

これは、青色を見ることで気持ちがリラックスしてアルファ波が分泌されるからでもあります。

アルファ波が分泌されている状態で思考したり、勉強したりすることで記憶力が高まることがわかっています。

つまり、青色には集中力を高め、その状態を維持し、記憶力を高める効果が期待できます。

 

青色の活用法

実際に青色を勉強や仕事に取り入れるにはどのようにすればよいのでしょうか?

ここでは一例をあげておきます。

  • 青色灯のライトを使う
  • 青色のボールペンを使う
  • 青色のマグカップを使う
  • 青色の付箋を使う
  • パソコンのテキストエディタの背景を青系にする

 

私の場合は長時間紙に文字を書くときは青色のボールペンを使っています。

また、ブログを書いたりサイトを作成するときには、いったんテキストエディタに下書きをしてから行うので、背景色を水色にして使っています。

 

黄色はやる気とパフォーマンスアップ

パフォーマンスを高めるには黄色
青色が気持ちを落ち着かせて集中力や暗記力を高めるのに対して、黄色にはやる気や脳を活性化させてパフォーマンスを高める効果があります。

黄色が集中力に与える影響

2016年に東京電機大学で色彩と知的脳力の関係を調べた実感が行われました。

実験内容は、被験者を赤色・青色・黄色・白色の4つの部屋で計算問題を解いてもらい正答率を比較しました。

実験の結果、黄色の部屋では正答率が最も高く、脳の活動値も他の部屋に比べて高いということがわかりました。

ただ、高いパフォーマンスを発揮する代償として、黄色の部屋がもっとも疲労が溜まりやすいということもわかっています。

 

青色が長時間、安定して集中力を維持するのに対して、黄色は短期的に高い集中力とパフォーマンスを発揮します。

また青色が暗記系の勉強に良いのに対して、黄色は発想力や理解力といった頭を使う作業向きです。

 

プレゼンや試験など、本番にやる気をあげてパフォーマンスを発揮するときにおすすめです。

 

黄色の活用法

実際に黄色を取り入れるにはどのようにすればよいのでしょうか?

ここでは一例をあげておきます。

  • 黄色のシャープペンシル
  • 黄色の付箋
  • 黄色のノート
  • 黄色のマグカップ

黄色にはやる気やパフォーマンスを高めてくれる効果が期待できますが、貯時間目に触れていると逆に疲れてしまいます。

黄色を使うときはアクセント程度で取り入れてください。

 

赤色は認知機能とやる気が低下

認知機能とやる気が低下する赤色
さて、ここまでは私たちの役に立ってくれる色を紹介してきましたが、逆に勉強や仕事の効率を下げる色についてもご紹介しておきます。

その色とは意外にも「赤色」です。

大切な部分を赤色で書いたり、マーカーをしている方は多いのではないでしょうか?

しかし、赤色と勉強効率や仕事効率の関係を調べた研究はたくさんあり、大半が「赤色はやめた方が良い」と結論づけています。

名古屋大学の八田氏たちの研究では、パソコンのモニターの枠を赤にすると仕事のパフォーマンスが下がった。

ロコチェスター大学の研究ではIQテストの表紙を赤、白、緑にしたところ、赤色では平均点が20%も悪かった。

 

理由としては様々なものが考えらますが、カナダのアルバータ大学のシンクレア教授によると、赤色には人を満たす効果があるので、現状に満足してしまい頑張ろうという意欲を奪ってしまうという説があります。

 

はっきりとした理由は特定されていませんが、赤色がパフォーマンスを下げたという研究結果は多数報告されているので、できるだけ勉強や仕事で集中したいときには避けたほうが良いでしょう。

 

集中力を高める色と活用法まとめ

今回は色が与える影響について紹介してきました。

少し意識するだけで今日から使える知識なのでよければ試してみてください。

 

他にも集中力を高める方法については別記事で紹介していますので、ご参考にしてみてください。

 

それでは最後に今回のポイントをまとめておきます。

今回のポイント

<青色の効果>

  • 集中力を高める
  • 集中力を維持する
  • 暗記力を上げる
  • 気分を安定させる

<青色の活用例>

  • 青色灯のライトを使う
  • 青色のボールペンを使う
  • 青色のマグカップを使う
  • 青色の付箋を使う
  • テキストエディタの背景を青系にする

<黄色の効果>

  • 集中力を高める
  • やる気を高める
  • 高いパフォーマンスを発揮
  • 発想力や理解力を高める

<黄色の活用例>

アクセント程度で取り入れること。

  • 黄色のシャープペンシル
  • 黄色の付箋
  • 黄色のノート
  • 黄色のマグカップ

<赤色の効果>

  • 認知機能の低下
  • パフォーマンスの低下

<青色と黄色の特徴>

  • 青色は長時間安定して集中
  • 黄色は短期的に集中力を高めてパフォーマンスを発揮
  • 青色は黙々と覚える暗記系
  • 黄色は発想力や理解力など頭を使う系

 

タケ
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