頭が良くなる方法や効率的な勉強方法などは本やサイトでたくさん紹介されています。
ただ、どの情報が本当に効果があるのかは実際に試してみないとわからないのが現状です。
この記事で紹介する頭が良くなる方法は次の3点に重点を置いています。
- 科学的根拠があり再現性がたかい
- 簡単にできて即効性がある
- 大人にも子供にも使える
今回は上記3点の条件を満たした、勉強前と勉強中に取り入れる2つの習慣について紹介します。
受験勉強に励む中学生や高校生はもちろん、年齢を重ねるごとに記憶力や頭の回転が悪くなってきたと感じている大人にも効果的ですので、年齢関係なく参考にしてみてください。
勉強効率アップ!簡単に頭が良くなる方法!
それでは早速ですが、頭が良くなる方法の1つ目は「運動」です。
運動と聞くと抵抗を感じる方も多いかもしれませんが、身構えずにこのまま読み進めてください。
勉強前の軽い運動で記憶力アップ
運動が脳に与える影響については「運動で脳が活性化!運動が私たちに与える驚愕の効果とは?」で紹介しているのでここでは詳しくは説明しませんが、大人でも運動をすることで脳が成長することがわかっています。
簡単にいうと、運動すると脳そのものが物理的に大きくなり、集中や記憶をしやすい脳構造に変わるということです。
この効果を得るためには、1回30~40分ほどの有酸素運動を週3回ほど、2~3ヶ月続けることで脳に変化が現れます。
ただ、今回ご紹介するのはあくまでも即効性がある方法です。
そして運動にも即効性があることが数々の研究結果で報告されています。
たとえば2007年にドイツで行なわれた研究によると、運動前と運動後に英単語を覚えたもらったところ、運動後の方が20%も記憶力が上がったという結果がでています。
また、2017年に筑波大学がおこなった研究では、勉強前に10分間すごく軽いペダル運動(自転車を漕ぐ動き)をしただけで、記憶力が10%上がったという結果がでました。
これにより短時間の軽い運動でも記憶力が上がると話題になりました。
ちなみに息が少し上がるくらいの強度で運動した場合は、ドーパミンが分泌されて集中力を高める効果も期待できます。
運動と聞くと抵抗を感じるかもしれませんが、勉強前に10分ほど早歩きで近所を歩くだけでも十分に効果が期待できます。
立つだけで頭の回転が速くなる
運動には短期・長期を通して頭をよくする効果がありますが、即効性という点でみると姿勢も同じくらい効果的です。
最近では立ちながら会議をする企業が増えたり、スタンディングデスクなども見かける機会が増えました。
2017年には、科学誌サイコロジカル・サイエンスで「立つことが思考に良い影響を与える」という主張を裏付ける科学的根拠が発表されました。
研究内容は、立った状態と座った状態の2グループにわけ、それぞれストループテストを受けてもらいました。
ストループテストとは脳の処理能力を計る上でもっとも信頼できる方法の一つです。
そして実験の結果は、立った状態でストループテストを受けたグループの方が良い数値が現れました。
つまり、立った状態の方が座った状態よりも頭の回転が速くなったということです。
この他にも、立ったまま作業をした小学生は、作業の達成度が12%向上したという報告もあります。(→The Evaluation of the Impact of a Stand-Biased Desk on Energy Expenditure and Physical Activity for Elementary School Students)
理由としては、人は立った状態の方が座った状態よりも脳にストレスがかかります。
脳への適度なストレスは認知機能を高める効果があり、「立つ」というストレスが脳にはちょうど良いと言われています。
また、立っているときは座っているときよりも血の流れが良くなり脳が活性化されるのも原因の一つです。
さらに立つことは覚醒作用もあるので、眠気を抑えて集中したいときにも効果的ですよ!
ただ、慣れていない人がいきなり長時間立って作業や勉強をするのは厳しいと思いますので、数十分立って疲れたら座る。
頭が働かなくなってきたら再び立って作業をするといった感じで調整しながらおこなってみてください。
立って作業する場所がない方は、Amazonや楽天市場
で「スタンディングデスク」と検索するといくつも商品が出てきます。
ちなみに私は気軽に立ったり座ったりしながらパソコン作業がしたいので、今あるデスクの上における簡易版スタンディングデスクを使っています。
おすすめの仕事&勉強法
ここまで、簡単に頭を良くする方法として、「運動」と「立ち姿勢」を紹介してきました。
取り組む内容にもよりますが、おすすめの仕事&勉強法は両方組み合わせることです。
例えば私の場合は、読書やパソコンで調べ物をするときはステッパーを踏みながら行っています。
ステッパーであれば、軽い運動の中でも血液のポンプ役である「ふくらはぎ」を刺激できるので脳が活性化しやすいのと、立ち姿勢の両方を取り入れることができます。
慣れるまでは上下に動くので違和感がありますが、慣れてしまうと頭もスッキリとするので手放せない存在になりますよ!
簡単に頭がよくなる方法まとめ
今回は簡単に頭が良くなる方法として、「軽い運動」と「立ち姿勢」の2つの習慣を取り入れることがおすすめだと紹介してきました。
冒頭でも述べたように、実際に合うか合わないかはやってみないとわかりませんが、両方ともそれなりに科学的根拠が揃っている再現性の高い方法です。
勉強前の運動や、立ちながら本を読むくらいならお金もかかりませんし、まずは一度試してみてください。
なんだか良さそうだなと感じたら、効率を上げるためにステッパーやスタンディングデスクの購入を検討してみると良いですよ!
今回ご紹介した内容以外にも、運動には健康や美容意外に脳にとってメリットがたくさんあります。
下の記事でも紹介していますので、よければ合わせてご覧ください。
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