大人の頭が良くなる方法

運動

大人の地頭が良くなる方法 。最新脳科学が明かす脳が成長する習慣とは?

まず最初に、この記事で紹介する頭が良くなる方法は「地頭」についてです。

 

地頭が良いとは

  • 論理的に物事を考える
  • 頭の回転が速い
  • 柔軟な発想力
  • コミュニケーション能力が高い
  • 記憶力が良い

地頭とは、勉学により知識が豊富というよりは上記のようなことを指しています。

 

基本的に大人になってからは、普通の生活を続けていると脳が衰えて地頭は悪くなる一方です。

例えば、記憶を司る脳の「海馬」という部分は、大人になると1年間で平均1%小さくなるという報告もあります。

 

ただ逆に、大人になってからでも脳に良い習慣を取り入れると、脳が成長することが数々の研究でわかっています。

つまり、大人でも「頭が良くなりたい!」と思い行動すれば叶うということです。

 

この記事では、脳を活性化させて瞬時に勉強や仕事効率を上げるといったテクニックではなく、土台となる脳そのものを物理的にパワーアップさせる方法について紹介しています。

とくに20代以降の大人の方は参考にしてみてください。

 

大人の地頭が良くなる方法!

 

有酸素運動が地頭を良くする最強の習慣

有酸素運動で頭が良くなる

 

大人になるほど運動という言葉に抵抗を感じる方は多いかもしれませんが、現時点で運動は脳を成長させる最強の習慣の一つです。

なぜ運動をすると地頭が良くなるのでしょうか?

 

運動で地頭が良くなる理由

ここでは詳しい説明は除きますが、運動をするとBDNFやIGF-1、FGF-2、VEGFといった成長因子が増加することがわかりました。

これら成長因子により、脳内では委縮した脳の回復や、脳細胞が増えて実際に大きくなることがわかっています。

 

大きくなる脳の部位の代表が、前頭前野海馬と呼ばれる部分です。

前頭前野は、思考力、集中力、発想力、判断力などを司る部位で、海馬は記憶や学習機能を司る部位です。

 

つまり、運動には地頭を細胞レベルで良くする効果があります。

 

ポイント

運動で成長する脳の部位

  • 前頭前野(思考力、集中力、発想力、判断力など)
  • 海馬(記憶、学習機能など)

 

どれくらいの運動習慣が必要なのか?

「運動が頭に良いのはわかったけど、運動を続ける自信がない…」という方もいるかと思います。

地頭を良くするにはどれくらいの運動量が必要なのでしょうか?

 

例えば、米ピッツバーグ大学が55~80歳の男女120名を対象におこなった研究では、1日40分のウォーキングを週3日行ったところ、1年間で海馬が2%大きくなったという報告があります。

また、前頭前野を鍛えるには運動強度70%以上のジョギングなどを数ヶ月続けると効果が表れるといわれています。

 

走れば脳は強くなるによると「運動強度60~80%の有酸素運動×1日20~30分×週3回×3ヶ月」が脳を鍛えるための一つの基準とされています。

ちなみに運動強度60~70%は疲れをほとんど感じない軽いレベル、70~80%は汗がでてきて少しきついレベルです。

 

運動が苦手で時間もないという方は、まずは普段の生活の中に1日20分ほどの早歩きを取り入れてみてください。

そして慣れてきたら少しずつ強度を上げると良いです。

 

まずはとにかく運動を意識するところから始めましょう!

 

 

毎日の生活で新しいことに挑戦する

新しい環境が頭を良くする

「毎日新しいことに挑戦!」と聞くとなんだかすごく大変そうに感じますが、次の例のようにほんの些細なことで大丈夫です。

  • 利き手と反対の手で歯磨きをする
  • いつもと違うお店に入る
  • いつもと違うメニューを選ぶ
  • 帰宅する道を少し変えてみる
  • お風呂で体を洗う順番を変えてみる

どうでしょうか?

なんだかこれくらいのレベルであれば色々できそうな気がしませんか?

 

一見たいしたことがないように見えますが、脳にとってみればすごく大きな出来事です。

 

人が行動する8割以上は習慣に支配されていると言われています。

細かいことを言うと、いつも頭で考えて判断を下していると思っていることすらも、思考の習慣によって同じパターンで決めていることが大半です。

 

つまり何が言いたいかというと、基本的に人は意識しない限りはいつも通りの行動をとるので、小さなことでもいつもと違う行動をとると脳に良い刺激になるということです。

 

どのように脳に良いのかというと、慣れないことをしたり新しい環境に入ると脳に新しい回路が生まれて若々しい脳を維持できます。

またこうした環境は海馬を鍛えて記憶や学習機能を高めてくれます。

 

最後に

今回は大人の地頭を良くする方法について紹介してきましたがいかがだったでしょうか?

 

これまでは大人になると脳は衰えていく一方だというのが定説でした。

それがここ数十年の間にMRI(画像診断装置)が現れて、脳の中まで鮮明な画像で確認できるようになってから常識が大きく変わりました。

 

大人になってからでも脳の一部は成長する。

これが現代科学の常識となっており、しかも成長する脳の部位は私たちが仕事や勉強、人間関係を良好にするうえで非常に重要となる部分です。

 

そして今回ご紹介した方法で脳は成長することができます。

 

大人になってからでも頭を良くすることは可能です。

ぜひ今日から少しずつでも地頭を良くする方法を意識したライフスタイルを送ってみてください。

 

最後になりますが、運動は地頭を良くするだけでなく運動直後に認知機能が高まることもわかっています。

それ以外にも脳にとって良いことがまだまだあります。

これらについては別記事で紹介していますので、あわせてご覧ください。

 

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