サラリーマンは安定は義務教育の洗脳

サラリーマンの掟

「サラリーマンは安定している!」は義務教育が生んだ洗脳だった?

サラリーマンは辛いと感じながらも、サラリーマンは安定していると信じて頑張っている方は多いと思います。

実はこれ、日本の義務教育によって植え付けられた一種の洗脳だと言われています。

 

いやいや、洗脳とかあり得ないし話がぶっ飛びすぎですよ。

私もそう願いたいですし「この人は何を言っているんだ?」と疑われるので書くか悩みました。

しかし、サラリーマンがこのことに気づかずに過ごすと生きづらい人生を歩みかねないので、敢えて解説します。

 

記事の内容

この記事では「サラリーマンは安定している!」と思っているのは義務教育が生んだ一種の洗脳であること。

そして、なぜそのような洗脳が行われているのか、サラリーマンにどのような影響があるのかを解説していきます。

今回の内容を知ることで対処法も見えてきますので是非ご覧ください。

 

日本の学校教育を受けて

皆さん学校で習ったと思いますが、わたしたち日本人には3つの義務があります。

国民の三大義務

  • 教育の義務
  • 勤労の義務
  • 納税の義務

一つ目の教育の義務によって、わたしたち日本人は小学校から中学校の9年間、社会で生きていくための基本的な内容を学んでいきます。

そのため、子供たちは社会性や倫理観など、社会で生きていくための知識を身に着けます。

 

そして、学校教育のおかげで日本人の多くが忍耐強く思いやりのある大人になります。

困っている人がいれば手を差し伸べますし、みんなで助け合おうとする精神性の高さを持っています。

 

こうした国民性の高さは日本人の誇りでもあり、実際に海外の人たちから見るととても優れていると言われています。

 

いいことばかりじゃないですか。

たしかに私たち日本人は、こうした教育の中でたくさんの恩恵を受けています。

 

しかし、義務教育によって国民が自由を奪われて「生きにくい」と感じてしまうのも事実なんです。

 

義務教育の話に入る前に、まずは国が求める国民とはどのような国民なのかを見ていきましょう。

 

国が求める国民とは?

結論から言うと、国が求める国民とは従順な労働者です。

つまり、税金をたんまり納めてくれるサラリーマンがたくさん欲しいということです。

 

そして、国が求める従順な労働者とは次のような特徴がある人のことです。

従順な労働者の特徴

  • 上からの指示に忠実に従う
  • 勤勉で努力できる
  • 何ごとにも我慢強く耐えれる
  • 協調性がある
  • 周りと違った行動をとらない

きっと多くの会社で求められる人物像も同じ特徴をしているはずです。

こうした特徴を持っている労働者が多いと、会社にとっても国にとっても都合が良いんです。

 

例えば、サラリーマンの多くが次のように感じながら仕事をしているのではないでしょうか?

  • お金を稼ぐには我慢して頑張らなければいけない。
  • 社会人である限り上からの指示はきかなければいけない。
  • みんな大変な思いをしながら頑張っているんだから私も頑張らないといけない。
  • この会社をやめたら自分なんて生活していけなくなる。
  • サラリーマンは安定しているし理不尽なこともある程度受け入れなければいけない。

 

そして、こうした価値観を植え付けているのが日本の義務教育です。

 

サラリーマンの安定は義務教育が生んだ思い込み

国が求めるのは従順な労働者、つまり国や会社のために身を削って働いてくれるサラリーマンです。

理由は先ほどお伝えしたように、税金を回収したいからです。

別記事で紹介していますが、サラリーマンは他の働き方に比べて税金を搾取される仕組みができています。

参考サラリーマンは本当に搾取されていた!労働者の搾取構造を解説!

 

国は税金をたくさん納めてくれる従順なサラリーマンを製造したいので、「安心した人生を送りたいならサラリーマンを目指しなさい」と義務教育で植え付けていきます。

 

ん~、サラリーマンになりなさいとは言われたことないけど…

直接サラリーマンになりなさいとは言われませんが、進路相談のときって「進学」か「就職」の二択じゃありませんでしたか?

 

言われてみれば確かに。

きっと「私は起業するんだ!」というと、先生や親から止められるケースが多いのではないでしょうか。

なぜなら先生や親も日本の義務教育を受けてきた一人です。

良い高校、良い大学に進学して、良い企業に就職することが子供の将来のためだと思っているので、あなたのことを本気で考えて就職の道を勧めてきます。

 

従順な労働者を作る教育

子供がある程度大きくなって、小学校に入学すると従順な労働者を作る教育がはじまります。

 

まず最初にされるのが、協調性を身につけるためにカバンはみんなランドセル、体操服や上履きはみんなと同じといったように外見から個性を消していきます。

また、本当に必要かわからないようなルールでも、学校で決められたルールは必ず守るように教えられます。

 

ルールを守る子供は評価され、人と違うことをすると白い目で見られていじめの的にすらなります。

たとえ理不尽なルールであっても、それに従いみんなと同じようにすることで平穏な日々を過ごすことができるので、疑問を感じても周りと同じであることに安心感を覚えるようになります。

 

ところであなたは沈没船ジョークというのをご存知ですか?

沈没船ジョーク?聞いたことないです。

 

沈没船ジョークとは、国民性を端的に表したジョークの1つで、結構当たっていることで有名です。

沈没船ジョーク

ある日、世界格国の人々が乗っている豪華客船が沈没しそうになりました。

乗客の人数に対して脱出ボードの数が足りないので、船長はとにかく乗客を海に飛び込ませようとしました。

そこで、それぞれの国の人が勇気を出して海に飛び込むように、船長次のように言いました。

  • アメリカ人・・・飛び込めばヒーローになれますよ!
  • イタリア人・・・本物の紳士なら飛び込みますよ!
  • ドイツ人・・・規制なので飛び込んでください!
  • フランス人・・・決して海には飛び込まないでください!
  • 日本人・・・もう皆さん飛び込みましたよ!

このように日本人は世界から見ても、周りと同じであることに安心感を抱く民族だということです。

こうした教育によって私たち日本人は、ルールに忠実で忍耐強く、周りと共に苦難を乗り越えられるよう刷り込まれていきます。

また学校が教える勉強にも刷り込み効果があります。

学校に入るとみんな同じ科目の勉強を始めます。

向き不向きに関係なく、みんな決められた勉強しかできません。

 

あなたも学生の頃「こんな勉強社会で役にたたないだろう!」と思ったことはありませんか?

今でも漢文なんかは無意味だと思っています。

 

いくら役に立たないと思っても、先生や親は勉強をするように促してきます。

なぜなら社会で役に立たなくても、良い学校に入って良い企業に入るレールには必要だからです。

どうして無意味な科目をいれる必要があるの?

それは、嫌なことにも忍耐強く勤勉に努力する力を身につけさせるためです。

 

忍耐強く勤勉に努力する力ときくと一見聞こえは良いですが、あくまでも自発的ではなく、決められたルールの中でという意味です。

 

そして学校は、子供たちがどれだけ言いつけ通りに取り組んでいるのかを計るために試験を行います。

どれだけ優しい心を持っていて、他の才能に恵まれていようとも、学校では試験の点数でその人の価値が決められます。

 

学校にとって価値の高い人は、良い学校に進学して一流企業へと入っていきます。

そして試験の点数が悪かった学生はサラリーマンにすらなれないのかというとそうではありません。

 

学校で評価されなった学生には劣等感が植え付けられます。

同じ歳、同じ年数、同じ科目を学んできたのに、自分は良い学校、良い企業に就職できなかった。

自分は周りより劣っているし、周りができることでも私にはできないと。

 

そして劣等感を持った人間は待遇の良くない会社でも、自分には取り柄がないし我慢するしかないと、理不尽な環境を受け入れやすくなります。

 

このように、学校教育というのは優秀であろうと優秀でなかろうと最終的には労働者に結びつくようにできています。

 

本当に大切なことは教えてくれない

最初に紹介したように日本国民の三大義務は次の3つです。

国民の三大義務

  • 教育の義務
  • 勤労の義務
  • 納税の義務

これを見ておかしなことに気づきませんか?

 

1つ目は「教育→仕事→納税」と税金を納めさせる流れができていること。

 

2つ目は、なぜ就職するまでは教えてくれるのに、三代義務でもある税金については教えてくれないのでしょうか?

海外では一般的に学校教育の中でお金の勉強を行っています。

アメリカでは小学校の授業で投資、イギリスでは中学校で経済・金融教育を行っています。

けど日本の義務教育ではお金の知識は一切教えてくれません。

 

なぜ社会で生きていく上で1番大切だといっても過言ではないお金の知識を教えてくれないのでしょうか?

もうお分かりかと思いますが、知られたら困るからです。

 

労働者という働き方は税金が取りやすい仕組みになっているので、それに気付いて他の働き方を選択されると困ります。

また、日本人の多くが「貯金は安全。投資は危ない」と思っている方が多いですが、これも国があの手この手で日本人に植え付けた思い込みです。

これも日本国内にお金を残してもらうためです。

先ほど紹介したように、アメリカでは学校教育で小学生に投資を教えています。

 

そして、当ブログ(タケラボ)でも紹介していきますが、サラリーマンがお金の苦労から解放されるために投資は必ず必要となってきます。

 

サラリーマンは安定と刷り込まれて、労働者へのレールを走ってきた人は私を含めて多くいます。

ただ、サラリーマンになって安泰した人生を送っているかと聞かれると、笑顔で頷ける人はほとんどいないのではないでしょうか?

 

日本の義務教育とはサラリーマンになるために必要な知識は教えてくれますが、豊かに暮らせる方法は教えてくれないのです。

 

サラリーマンに伝えたいこと

今回の記事を読んで気を悪くされた方もいらっしゃるかもしれません。

ただ私は国や学校が悪いというつもりは一切ありません。

 

実際労働者が減って国の財源が減ると困るのは私たち国民でもあります。

日本の学校教育によって養われた日本人の国民性の高さは本当に素晴らしいとも思います。

 

ただ、今回ご紹介した内容を知らずに「サラリーマンは安定している!サラリーマンは安心だ!」と思い込みだけでしがみつくのは危険だということです。

近年では終身雇用の崩壊や老後2千万円問題などが取り上げられたり、一概にサラリーマンが安定だとは言えない状況なのも事実です。

 

私が伝えたいのは何もサラリーマンをやめましょうということではありません。

現実から目を背けず、サラリーマンを続けながら対策はしっかりとっておきましょうということです。

もしあなたが「私にはできない」と思うのであれば、それも刷り込みの1つです。

 

あなたはその気になれば何でも挑戦できるし、たくさんの可能性を秘めています。

今はその方法を知らないだけです。

タケラボではサラリーマンに役立つ情報を発信していますので、一緒に勉強してサラリーマンでありながら自由を手に入れましょう!


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